2012年12月15日

キリの病気 A



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キリはお出かけが大好きだった。
車に乗るのも大好きだった。
自分の意思でお外に誘導してゴルゴル号のドアを開けろと催促した。
乗せてあげると満足そうにスヤスヤと寝ていた。
この行動は自分の脚で歩けていた数日間続いた。
   





キリはパピーの時からお外トイレ。
お散歩だってお休みした事はない。
どんな天気でも、どんな状況でもこの8年間変わらない日常。



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具合が悪くても、足がおぼつかなくても律儀に朝からお外に出てトイレしてた。
ちっこやうんちをするのは体力を使うので、スッキリするとヨボヨボになる。
それでも頑張ってゆっくりゆっくり1歩つづ歩いた。
キリはお外が大好きだったから。



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12月7日夕方、ちっこにお外へ出るものの思うようにしゃがめない。
ちっこも出ないし倒れてしまって動けない。
お友達に借りたカートでお迎えに行くと安心したのか乗って寝てしまった。
「明日からはカートでお散歩しよう。」と決めた。
結局、この1回しか使わせてくれなかったのだが。





12月8日、キリは朝からぐったりしていた。
立ち上がれないし、支えてもちっこはできない、出ない。
普通はお腹の下に手を入れてカラダを支えてあげたらいいのだけど、
キリの肝臓は腫れ上がっていて肋骨の下の方にまで飛び出ていた。
腹水も溜まってきていて妊婦さんのようにお腹が大きい。
そこをうっかり引っ張り上げてしまったら、と思うと力任せにはできない。
どうしたらキリが快適なのか母には解らない!
2日間便秘もしていた。
前夜、頻繁に嘔吐した。
きちんと食べられていないので吐くのは水と胃液ばかり。
病院が開く時間には早いけど開院待ちするつもりで出かけた。




病院に到着し、事情を話すとキリを担架で運んでくれた。
キリはまるでお姫様のような扱いに満足そうだった。
キリらしい。
診察、触診、エコー検査。
4日前より大分悪い。
良い方向に向かっていないのはキリを見れば解る。
エコーに映る内臓には数え切れないほどボコボコが増えていた。
肝臓、脾臓、肺、膀胱にまで…。
無情にも色んなところに転移していた。お手上げだった。
呼吸は穏やかではあるが、お腹がパンパンだった。
対処療法として、腹水を抜いてもらう事にした。


処置の準備をしてる時、おもむろにキリが動き出した。
診察台から降ろすと自分の脚でしっかりと歩き、外(駐車場)に出た。
前夜から出なかったちっこと、2日間出なかったうんちを頑張ってした。
担架で運んで来たというのに、キリの強い意思に世話人とふたりで笑い、
少し安心した。
キリはエラいね。スゴイね。




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抜いた腹水は1100ccと大量だった。
色んなモノを出し切ったキリは疲れた表情でぐったり。
痩せてしまったけど、
疲れているけど、愛おしくて仕方ない。
病気になってしまったけど、
歩くのも大変だけど、
病院も通わなくちゃだけど、
ゴハンも特別メニューで色んな食材を揃えなくちゃだけど、
お金もたくさんかかるけど、
お仕事の時間を削らなくちゃだけど…


どうか生きていて欲しいと心から願った。




 


posted by でめきんとと at 00:37| kiri | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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